『おいしくて、泣くとき』の魅力を徹底解説

こんにちは!あっちゃんです!
今回のテーマは森沢明夫著『おいしくて、泣くとき』を読了したので魅力から読んだ方がいい人、ネタバレありの超個人的な感想を書いていきたいと思います!

『おいしくて、泣くとき』のご紹介

『おいしくて、泣くとき』のあらすじ

貧困家庭の子どもたちに無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。
その店のオーナーの息子、中学生の心也は、「こども飯」を食べにくる幼馴染の夕花が気になっていた。
7月のある日、心也と夕花は面倒な学級新聞の編集委員を押し付けられたことから距離が近づき、そして、ある事件に巻き込まれ……。
遠い海辺の町へと逃亡した二人の中学生の恋心と葛藤。無力な子どもたちをとりまく大人たちの深い想い。
“子ども食堂”を舞台に、今年いちばん温かくて幸せな奇跡が起こる!
決して色褪せることのない人生の「美味しい奇跡」を描いた希望の物語。

もうちょっとここ頑張って欲しかったところ

結論から言うともっと深堀りしてほしいキャラがいたにもかからわず、その登場人物の深堀りがされていなかった点です。これは構成や小説の尺の関係上、仕方ないのですが個人的には主人公の心也とヒロインの夕花だけではなくて、登場してくる石村や江南をもっと深堀りして、背景や行動の意味とかを森沢さんが描く心理描写を読みたかったです(笑)しかし、それも読者側で心理を推理して妄想するのも楽しみなのでこれはこれでいいかなって思います!さらに森沢さん作品では本同士でリンクしていることがあるので石村や江南がどこかで登場することを期待しながら読めますしね(笑)

どんな人におススメか

心の栄養が足りていない人におススメです!私個人の感覚ですが日々を生きるだけで非常に多くの精神的疲労が蓄積していると思います。例えば通勤通学の満員電車や学校や会社での理不尽や周囲を気にして過ごす日々がありますよね。私もその一人で毎日のネガティブなニュースや満員電車での通勤で気づかないうちに心労がたまっていると思います。そして私が心の栄養が足りていないと感じる瞬間はすべてがめんどくさくなることや趣味を楽しむことができなくなった時です。そんな瞬間は皆さんにはないですか?そんなときに森沢さんが描く淡い少年少女の心理描写に触れてみてください。読み終えた時に心が揺れ動くような感覚になると思います。その感覚を私は心に栄養が染み渡ったと感じます。ぜひ日々の暮らしで心労がたまっている方は読んでみてください。

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